セルモに通塾してくれている生徒たちの「学校公開」には可能な限り顔を出します。私は生徒たちと勉強以外の話もよくします。いじめっ子がいる、クラスが荒れている、先生が嫌いだ、学校に行きたくない、などなど。彼らと話をすると、子どもたちも大人同様にストレスを持っていることを痛感します。実際のところ、子どもたちがどんな表情で学校生活を送っているのか。どんな先生がどんな授業をしているのか。とても気になるので学校公開には顔を出します。子どもたちにとって、親と先生以外の大人で、自分の話を聞いてくれる人がいるというのは貴重なのではないかなと思います。悩みの解決に直結しなくとも、私たちが子どもたちの悩みを共有するだけでも、子どもにとってはストレス軽減になるのではないか。そんな思いで学校公開に出向きます。成績を上げることが塾の使命ですが、それ以前に、子どもたちが「勉強をしよう」と思えるマインドセットの方が重要だと思います。事実私は、自分に向けられたアドバイスについて「何を言われたか」よりも「誰に言われたか」で心への刺さり方がまるで異なります。子どもたちと揺るがない信頼関係を築きたい。教務はその後。それがセルモの優先順位です。